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2018.02.26 Monday

ひとりごと

滋賀医科大学合気道部への寄せ書き

 

2017年度

「三つのつながり」を大切に その2

       

昨年度の部誌への寄せ書きでは、過疎地域の山間の畑地を耕しながら毎日を楽しく、生き生きと健康に過ごしておられるというひとりのお年寄りの紹介をさせていただきました。その方はいつも人とのつながり・自然とのつながり・心と体のつながりの三つのつながりを大切にしながら暮らしておられるということで、このお年寄りの生き方は私たち合気道を志す者にとって大変意味合いの深い内容を含んでいるように思います、と書かせていただきました。このことをもう少し詳しく我々合気道を志す者としての立場で私見を述べてみたいと思います。

合気道の稽古では一つ一つの技の形を覚えることも勿論大切なことですが、もっとそれ以上に大切なことがあります。それは合気道を稽古するために最も要求される「心と体づくり」のことを指しています。このことを建物に例えて言うなら、建物の外観よりも柱や土台作りの方が地震への対策にはより重要だということと同じことです。

合気道では稽古をするに当たって、先ず最初に心と体のつながりを身に付けるために体の構え方(姿勢の保持)を教えます。足は半身の構えで、背筋を伸ばして体の中心軸を整え、肩の力を抜いた姿勢で真っ直ぐに立ちます。そうすることにより心は体の重心の集まる臍下丹田に落ち着いて、心と体のつながった状態、全身の調和(統一)が保たれます。

次に人とのつながりをどう取るかということですが、自分が上手く相手とつながるためには、心と体のつながった状態を保ちつつ相手との接点と自分の体の中心でつながる感覚を養う(接点と中心を結ぶ線を意識する)訓練をします。そうすることにより相手の動きをよく把握することができるようになります。相手とつながった後は、入身・転換の動作と呼吸力により相手を導き、制することができるようになります。

最後に自然(周りの環境と言い換えてもいい)とのつながりについてですが、自然と上手くつながるためには自分の心を開放して、自然の中に身を委ねる感覚を養うことが必要です。そうすることにより自分の身体が宇宙いっぱいに広がった感覚を得ることができるようになり、自ずと自然との波長も合って自分の呼吸が整い、周りの状況がよく観えてくるようになります。

以上お話したことには勿論人それぞれ個人差もあり簡単には達成できないですが、少なくとも私達の心と体の間には密接な関係があり、それを上手くコントロールすることによって有効活用ができるようになる、と言えると思います。

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